WORKPLACE
Physical Therapistの頭文字を取ってPTとも呼ばれる「理学療法士」は、作業療法士や視能訓練士、言語聴覚士と同じく、リハビリテーションの専門職であり、厚生労働省に認められている国家資格です。
おもに、ケガや障害、加齢など、さまざまな理由で運動機能が低下してしまった人たちの基本動作能力の回復や維持、障害の悪化予防をサポートします。
理学療法士の勤務先は、病院や福祉施設、介護施設、リハビリテーションセンター、スポーツ関連団体などがあり、ケガ人から高齢者、乳児、子供まで、幅広い層がリハビリテーションの対象となります。
また、近年では理学療法士の知識と経験を活かして活躍するスポーツトレーナーも増えており、ケガの予防やケガをした選手のリハビリテーションのほか、運動能力の向上や筋力増加のトレーニングなど、理学療法士の活躍の場が広がっています。
理学療法士の1日のスケジュールは勤務先によって異なりますが、ここでは病院における業務の流れをご紹介します。
08:30
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理学療法士は、理学療法士及び作業療法士法に基づいて、厚生労働大臣から与えられる国家資格であり、免許を持っていないと名乗ることができません。
資格を取得するためには、国家試験に合格しなければなりません。また、国家試験を受けられるのは、養成校で3年以上学んだ人になります。理学療法士の養成校には以下のような種類があります。
<理学療法士の養成校>
・4年制大学
・短期大学(3年制)
・専門学校(3~4年制)
・特別支援学校(視覚障害者が対象)
また、作業療法士は、養成校で2年以上学べば理学療法士の国家試験の受験が可能になります。
理学療法士に必要なこと、求められることを以下に挙げました。このすべてを持っている人が、理学療法士に向いているといえるでしょう。
<理学療法士に求められること>
・自分の能力を高めようとする向上心と勤勉さ
理学療法士が使用する技術は、会得するのに長い時間を要します。さらに、医学の進歩に合わせて最新の情報を取り入れる意欲が必要です。
・コミュニケーション能力
相手の気持ちをくんだ対応ができること、および伝えなければならないことを正確に伝えられる能力が必要となります。
・優しさ
相手にするのは、少なくとも何かしらの能力が失われている方です。大きな不安を抱えていることも考えられますので、不安な気持ちに寄り添う優しさは必要といえるでしょう。
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