Q&A at INTERVIEW

リハビリ関連職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の面接でよくある質問

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリ職の面接では、どんな質問が聞かれやすいのでしょうか?面接前によくある質問を調べ、自分なりの答えを用意しておくことで、面接の緊張をやわらげ、スムーズに回答できることにつながります。
ここでは、リハビリ関連職の面接でよくある質問に対する回答例をご紹介します。

面接の事前準備として情報収集を行う

リハビリ職の面接の事前準備としては、どんなことをすべきなのでしょうか?まずは、面接先となる病院や施設の情報収集について見ていきましょう。
面接が決まったら、その病院や施設に関する情報収集をできるだけ詳しくするようにしましょう。応募先のWebサイトやパンフレットだけでなく、可能であれば実際に見学に行き、全体的な雰囲気や職場環境について知ることができます。必ず調べておきたいこととしては、次のような内容が挙げられます。
・診療科目について
・病院施設の方針や理念、特徴や強みについて
・自分が共感できるポイント
・どんな業務に貢献できそうなのか
情報収集をしていて気になったことはメモし、面接の逆質問の際に聞くと好印象です。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の面接で、
よくある質問とその回答例

ここからは、リハビリテーション科の職業の面接で聞かれやすい質問と、それぞれの良い回答例・悪い回答例をご紹介します。

前職の退職理由を教えてください

対人関係のトラブルや、給与や休みに関する待遇面の悩みなど、ネガティブな回答は避けましょう。たとえ自分が悪くなくても、「採用しても気に入らなければ、すぐに辞めてしまうかも」と思われてしまいます。キャリアアップのためなど、前向きな理由を伝えましょう。

良い例

キャリアアップのためという
ポジティブな退職理由が好印象

「以前の施設では理学療法士として基本的なリハビリテーションスキルを学び、患者様の個性やモチベーションに合わせたメニューを考案してきました。しかし、施設の設備には限界があり、今後はさまざまな症状の患者様をケアするためにも、より設備の充実した規模の大きい施設への転職を決めました」

GOODGOOD

前職で努力したことをさらに昇華するために転職先を選んだことが好印象です。

悪い例

ネガティブな内容はNG!
ポジティブな印象を持たれるように
答えましょう

「小さな病院だったため、職員同士の派閥争いもあり、トラブルに巻き込まれるまえに辞めました」

BADBAD

事実ではありますが、前職の悪口を言うのは「うちの病院も悪く言うのでは?」と疑心暗鬼にさせます。

志望理由を教えてください

どの病院施設にも言えるような内容は避け、面接先ならではの魅力や共感したポイントに沿って回答しましょう。
自分の希望に合っているかだけでなく、自分が働くことで採用側がどんなメリットを得られるのかも伝えると良いでしょう。

良い例

自分の仕事観と応募先の
親和性をうまくアピールしましょう

「10年間リハビリテーションチームのリーダーとして、患者様に適したリハビリを考案しながら働いてきました。今後はさらに多くの患者様をケアしつつ、私の経験を活かした後進指導をしていきたいと考えています。貴院の、大規模でありながらも患者様それぞれの身体状況やモチベーションに寄り添ったリハビリテーション業務の提供を行う方針は、私の目標とするところと同じです。また、温かい笑顔でコミュニケーションをとっている職員の方々に魅力を感じたためです」

GOODGOOD

現場で感じたことを回答に取り入れていることが好印象です。

悪い例

自己本位な理由が透けて見えないよう、
前向きな理由になるように言葉を選びましょう

「より多くの患者様の、リハビリのサポートをしたいため」

BADBAD

大規模な病院に転職したいという意図しか感じられません。

ほかに選考を受けている病院施設はありますか?

複数受けているのであれば、正直に答えて問題ありません。しかし、面接中の施設が第一希望ではないからといって、そのまま伝えることは避けましょう。また、それまでの選考結果を詳しく伝える必要もありません。

良い例

嘘をつかず、第一希望であることを説明し
真摯に回答することが好印象

「貴院も含めて3ヵ所、選考を受けています。ですが、職員方の患者様への接し方とリハビリ施設としての方針に大きく共感しているため、第一志望は貴院とさせていただいております」

GOODGOOD

第一志望であることを伝えるだけでなく、その理由もきちんと説明しているのが好印象です。

悪い例

不採用の結果は答える必要なし
応募先第一の理由で答えましょう

「現在まで5ヵ所受けているのですが、すでに3ヵ所は不採用となってしまいました」

BADBAD

ほかの病院も不採用なら、不採用になるような問題があるのかと思われてしまいかねません。

キャリアプランを教えてください

キャリアプランを聞くことで、採用側は「どれくらい長くうちで働いてくれそうか」「目標を持って、モチベーション高く働けるか」といったことを判断します。まずはその志望先で達成したい目標を伝えてから、将来の夢も話すこといいでしょう。取得を目指す資格があれば、それも合わせて伝えるようにしましょう。

良い例

ただキャリアプランを答えるだけでなく
病院にとって役立つ人材になることをアピール

「貴院では、リハビリテーションスキルとコミュニケーションスキルをさらに磨き、リハビリテーションのスペシャリストを目指したいと考えています。新しいリハビリプログラムの考案や新人教育などにも携わり、より良い理学療法士育成の環境づくりに貢献したいです。将来的にはリハビリ現場のリーダーとなり、マネジメント業務も担当できればと思います」

GOODGOOD

入職してから長期間働いてくれるイメージが好印象です。

悪い例

夢が大きいことは問題ないが、
長期間働かないことは悪印象

「経験を積んで、独立開業を目指しています」

BADBAD

意欲は高そうですが、将来退職することが前提ですので、受け入れ先は不安に思ってしまいます。

何か質問はありますか?

「何か質問はありますか?」という逆質問は、必ずといって良いほど聞かれます。事前準備の情報収集の際に疑問に思った点は、ここで解決するといいでしょう。ですが、逆に事前に調べればわかるような質問はNGです。「特にありません」も、モチベーションが低いと判断されてしまうため、避けたほうがいいでしょう。
面接でしか聞けないような今後の方向性や、教育制度などについての質問がおすすめです。

良い例

応募先の業務内容を聞くことで
真剣度をアピールし
可能であればいっしょに
がんばりたいことを伝える

「今後、貴院で予定している取組みがあれば、教えていただけますでしょうか?」

GOODGOOD

応募先の業務内容に興味を持っている姿勢をアピールできています。

悪い例

調べればわかるようなことを聞くのはNG
応募先を研究した上で質問を考えよう

「貴院の理念を教えてください。」

BADBAD

Webサイトなどに記載がなければ仕方ありませんが、もしあれば調査不足のイメージを与えます。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の
面接対策に関する
まとめ

リハビリ職の面接対策についてご紹介してきました。
面接は何度経験しても緊張してしまうものですが、事前準備をしっかり行っておけば、自信を持ってスムーズに回答することができます。また、自分の強みや目標を明確にしておくことで、「自分が何をしたいのか?」も明確にできます。後悔のない面接を行い、最良の結果となるようにしましょう。

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