奈良県のリハビリ職の求人状況
日本医師会が運営するウェブサイト「地域医療情報システム(JMAP)」によれば、奈良県の高齢化率は28.5%と全国平均よりも高く、今後も2025年にかけて生産年齢人口は減少していきます。理学療法士の就業先として第一に医療分野が挙げられますが、その次に介護分野への需要が高くなっています。これは、増加していく高齢者人口のためだと考えられます。理学療法士をはじめとした機能訓練指導員の介護サービスにおける需要は、今後も高くなるといえるでしょう。
厚生労働省の「福祉・介護人材の確保に向けた取組について」によれば、奈良県における介護分野の有効求人倍率は3.71倍で、全国平均の3.18倍を上回っています(2017年3月現在)。ご希望の施設形態やワークスタイルなどに応じて、就業先を比較・検討していくことをおすすめします。
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介護分野の求人倍率も高く、介護施設数も全国平均よりも多い奈良県。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職のチャンスも豊富なエリアだと考えられます。しかし、奈良県内でも条件の良い施設や、アクセスの良い職場は人気となるため競争倍率も高くなり、募集を開始してもすぐに終了してしまうことがあります。
ベネッセの「PT・OTお仕事サポート」は、事前にコンサルタントが転職やお仕事に関するご希望をお伺いし、おすすめの案件があればすぐにご案内しております。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のお仕事をお探しの方は、お気軽にご相談ください。
日本医師会が運営するウェブサイト「地域医療情報システム(JMAP)」によれば、2017年12月の時点で75歳以上1,000人あたりの施設数は17.00と、全国平均の13.38に対して上回っていることがわかります。そのため、奈良県で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の仕事を探す場合、医療施設にしぼらず介護福祉関連の施設やサービスも含めて探すことで、希望される就業先が見つかるかもしれません。
また、奈良県の介護施設は、通所型介護施設と訪問型介護施設で半分以上を占めています。どちらも、75歳以上1,000人あたりの施設数の全国平均を上回っています。通所型介護施設や訪問リハビリサービスにおける理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の仕事探しをされている方にとって、就業先の選択肢が多くなるエリアといえるでしょう。
総務省統計局のデータでは、奈良県に住む人々の平均通勤時間は片道41分です。15~30分かけて通勤している人と、1~1.5時間かけて通勤している人は、それぞれ22%となっています。これは、県内に職場を持つ人と、奈良県に住みながら、同じ関西圏の大阪や京都を職場とする人々がいることが要因と考えられます。
ですから、奈良県でも交通機関を利用する場合は、時間帯や区間によっては通勤ラッシュとなることが予想されます。仕事探しをする際は、就業先エリアへの通勤事情についてもよく調べてみることをおすすめします。